2009年10月27日火曜日

カエルが教えてくれたこと

最近しょうが紅茶がマイブーム。
理由は読者の方ならお気づきだろう。そう、影響を受けやすい私はすぐさま憧れ美女が愛飲している飲み物を愛飲している。飲めば彼女の美しさに届くことを信じて疑わず。勘違いは人を動かし、消費を生む。

ということで、家にあった紅茶が切れた私は、近所のスーパーに早速買いにいった。
スーパーでも紅茶やコーヒーなど、嗜好飲料はひと棚分フルにスペースをさくほど、種類が豊富。昔はこんなに種類はなかったよな〜とおばちゃんモードで腰をかがめつつゆっくり見て行くと、だいたい普段使いの紅茶は同じ値段設定なのに気付く。最終的に日東紅茶のティーバッグにするか、リプトンにするか迷い、しげしげとパッケージを眺める。やっぱここは日本の会社を応援すべきか、ピラミッド型ティーバッグでひらめきを手に入れるか、悩むところだ。そしてふと、リプトンのパッケージにグリーンのカエルマークが描かれているのに気付いた。パッケージに描かれたカエルの周りには、RAINFOREST ALLIANCE CERTIFIEDと書かれている。ふ〜ん、海外の環境保護団体か何かのマークかな〜としげしげ眺めていてふと思い出した。そう、つい先日のことである。パーキングから車を出す時に、かなり立派なカエル(種類は分かんない)をひき殺してしまったのだ。これはあのカエルが「せめてもの罪ほろぼしにこっちを買え〜」と言っているに違いない、う〜む、カエルの呪いは怖そうだ、などとくだらないことを考えつつ、帰宅した。

早速インターネットでRAINFOREST ALLIANCEなるものを調べてみた。NYにある環境保護団体で、20年以上前から、環境保護と農業の共存を目指して活動をしている団体らしい。この緑のカエルマークは、この団体が認証した農場で収穫される農作物にのみ付与することが許されるものとのこと。(詳細はHPをご参照ください)は〜、なるほどね〜と思いつつ、ふと思い出した。

何かの本で読んだ+同僚から聞いた話のミックスなのだが、同じ価格で同じ(ような)製品を比較購入する際、決めてになるような一押しがあるのとないのとで、売上が断然違うということである。その例にあげていたのがVolvicの有名なキャンペーン”1ℓfor 10ℓ"である。消費者が1ℓのVolvicを買うことにより、アフリカに10ℓの水が寄付されるという非常にシンプルで分かりやすいコピーと仕組みで消費者の心を掴んだVolvicは、売上をグンとのばしたらしい。確かにコンビニのペットボトル飲料を選ぶ時、時に水の場合、そんなにどのメーカーも味や価格を比較しても大差ない。その数秒間の比較の際に、「そうだ、こっちを選ぶと社会貢献も出来るじゃない?」という心の付加価値を生むことが出来るのだ。

う〜ん、この仕組み、なんだか交渉学に似てるような気がする。
価格は下げられないが、三方(メーカー/消費者/寄付される側)丸く収まる、クリエイティブオプションと考えられなくもない。

そして、もちろん、この法則はより安い値段という付加価値には、特にこの時代、勝てない。値下げ合戦に息も切れ切れなメーカー各社。もうこれ以上価格は下げれないが、品質もあげられないし、量も増やせない。そんな時、あんがいこの消費活動における「心の付加価値」をうまくプロデュースできるか否かがポイントになってくるのかもしれないですね。

かく言う私は「心の付加価値」ではなく、カエルの呪い(?)いやいや、カエルのささやきで購入にいたったワケですが、、、。


2009年10月25日日曜日

キャリア=自分物語の創り方=

先日丸の内キャリア塾のセミナーに参加してきた。
これは、日経新聞が主催する女性向けのセミナーで、各方面の女性を招き、様々なトピックで講演を行うものだ。以前より興味のある回に応募して、色々な人の話を聞く機会として活用している。今回の講師は尾原蓉子さん。現IFIビジネススクールの名誉学長であり、日本のファッション業界の祖を築いた1人である。旭化成に初の女性大卒として入社し、米ニューヨーク州立ファッション工科大(F.I.T)へ留学、商品企画室長、人材開発部長を歴任し、現在良品計画の社外取締役なども務めている。

まず、御歳70歳とは思えないそのピンッとはった姿勢に若々しい語り口。どう見ても50代、せいぜい60代前半である。会場を見渡すその目には、本当に一人一人の顔が見えているんじゃないかという気迫というか、気持ちを伝えようとするパッションが伝わってくる。

今回は、16歳で交換留学生に選ばれ、1年間のアメリカ留学を体験した高校生の体験から(その当時、氷川丸で渡米したというから、驚きである)、現在のファッション業界への教育に携わるまでの経緯をお話しながら、自身の体験を通して学ばれた「キャリアの創り方」のヒントを参加者に伝えてくれた。私が彼女のお話の中で心に残ったのは、以下の通り。

1:キャリア=プロセス
  キャリアとは、一生続く自分の成長、発展のことであり、行き着くゴールでもなければ、目標でもない。自分物語を創りだすプロセスである。

2:Control your destiny, or someone will.
自身の人生の主役であれ、他人の責にすることなく、自分自身の選択、人生に責任を持ち、自分の人生を開拓せよ、ということでしょうか。

3:We have nothing to lose.
やって失うものはない、だったらダメ元でチャレンジしよう。

4:すぐれたキャリア創りのための重要な姿勢(尾原さんの資料より、⇒後が私の理解)
 1)主体性を持ち、発揮する、自分の考えを持つ
   ⇒ブレない自分軸を持つ
 2)ポジティブな姿勢=I can do it.スピリット
   ⇒まずは挑戦を恐れず、チャンスを楽しんでみる
 3)目的/目標を持って始める
 4)優先順位を明確に=キャリアの過程により
   ⇒子育て、自己開発を優先する時期もあれば、仕事を優先する時期も、柔軟に順位に対応して、その時の選択に全力投球、その時間を楽しむ(ご主人の転勤時は、家族同居のポリシーを貫き、姫路から新幹線通勤をしたというからスゴイ。それを理解、サポートした家族もスゴイ。)
 5)問題解決アプローチ=Win-Win
   ⇒二者択一に悩む前に、三つ目の選択肢がないのか、新たな選択肢を創りだすことによって、周りも自分にも利益をもたらす解決案を探す努力を惜しまない
 6)時代の認識/理解、一段階、二段階上の視点を
 7)現場主義
 8)責任感=当事者力
   ⇒自分は関係ないではなく、自分には何が出来るかの姿勢、視点で主体性を持って動く
 9)多様な交遊/ネットワーク=広い視野、幅広い情報
   ⇒年代、性別、国籍、業種、立場に関係なく様々な人の話を聞き、否定/判断することなく、様々な意見を受入れ、理解するOpen Mind な姿勢
 10)コミュニケーション=聞く力、相手を理解してから理解される 
   ⇒なんで分かってくれないんだろう?という疑問を持つ前に、まず、自身が相手を分かってあげているのか、その視点を忘れずに

他にも、彼女が今までに出会ってきた人々の中で、一般的に成功したと思われる人が持っている、考え方/資質/能力/習慣のポイントもなるほどね〜とうなずく内容になっており、ここで紹介したいのもやまやまだが、要は”人間力”に秀でた人とでも言えるかもしれない。
前述の内容や、これらポイントもそうだが、以前にIndependent Mind=自分軸=の創り方」の回で紹介した、渡辺健介さんがIndependent Mind
を持つ人に関して説明した内容に非常に重なる部分が大きいように感じる。

”人間力”は、様々な経験を通してじっくりと形成されていくものなのだろうが、今後、この言葉
が、ビジネスにおけるキャリア形成のみならず、「どう生きるか」ということを語る上で、
キーワードになってきそうな気がする。




忘れられないBDE (BirthDay Eve)


昨日は誕生日祝いに夫が某ホテルの天ぷらに招待してくれた。
やっぱり、天ぷら、寿司、鉄板焼きは職人の世界。あまりにも見事に美味しい天ぷらの数々を適切なタイミングで供するその華麗な美食の世界にうっとりと舌鼓をうちつつ、ハッと気付くとお食事は終了していた。。。写真を撮る間もなく口に運んでいた。美味しいものを前にするといつも私ってこう。

中でも感動したのが松茸。
基本B級グルメな一般ピーポー(懐かしい響き)家庭に生まれ育った私は、松茸をガッツリ食べた覚えがない。過去に焼き松茸を裂いた状態で食べたような気もしないでもないが、そんな程度の記憶だ。それが昨日は国産松茸を贅沢にも一本。半分に割った状態で揚げられたその香しい高貴な香り、口に入れ噛んだ瞬間に香りと甘みがじゅんわりと広がる。
あ〜、だから私は天ぷらが好き。素材の旨味がしっかりと閉じ込められて、サクサク衣と油の甘みでさらに美味しさのハーモニーを口の中で繰り広げるのである。

そして、(あ〜、これ写真撮っておけばよかった〜)誕生日ディナーということで、一口大の赤飯をサプライズでご用意いただき、その粋な計らいと、エビ、カニがだめな私のために松茸を初め、コチなどエビより断然お得なコース外の食材を気前良く供していただき、大満足な夜だった。

いやいや、夜はそれでは終わらなかった。
せっかくだから、メインバーで一杯飲んで行こうと、メインバーに立ち寄った。ここは、政財界の方達が通う、平均年齢も高めな大人なバーである。通されたカウンターにご機嫌な気分で腰掛け、せっかくだからと季節のフルーツのカクテルを作っていただき、いや〜老舗バーは違うな〜と周りをふと見渡すと、バーの左2席先に帽子を被ったミドルエイジの男性が挙動不審で一人カクテルを飲んでいる。結構酔っぱらっているようで、ねらいを定めた人を凝視しているその眼差しと、たまに笑顔を見せるその顔はどこかで見たような?????

あ〜、日本が生んだスター、世界の◯◯ちゃんじゃあないですか!

最近はビールのCMでおなじみですが、さすがに渋くてカッコいい。カウンターで座る様は絵になっています。その後、◯◯ちゃんと夫の間に男女の2人組のお客さんが座り、彼らが色々と話し始めた。男性は70〜80代といったところで、女性は30代くらいだろうか?何やら熱心に話す2人の様子を横から凝視してその会話に聞き入る世界の◯◯ちゃん。それが3〜5分続いたころだったろうか?◯◯ちゃんは突然彼らに話しかけた。
「変っ!」
話しかけられた2人は目を白黒している、ってのは見えなかったがきっとそうしていただろう。さらに◯◯ちゃんはたたみかける。
「変だよ、変っ!!!」
どっちかってーと、いきなり「変っ」と話かけたあなたの方が変だと思うが、2人組は恐れをなして逃げ帰っていった。すると居心地が悪くなったのだろうか、数分後に
「すみませ〜ん、チェック!!」(このチェック!と叫んだ時の声の張り、ロックでした)
と会計をすませ、バテンダーに「やっぱ変だよな?」と消えた2人の席を親指で指し、がっしがっしと立ち去っていった。

スターに会えただけでも感激だが、スターの以外な一面を見ることが出来たことに感無量である。う〜ん、あれは◯◯ちゃんからのサプラズBDP だったのだろうか?

何はともあれ、記憶に残るBDになった。
ありがとう、◯◯ちゃん。



HBDならぬTYD

今日は私の誕生日。
この歳になると、やや気恥ずかしさすら感じるようになる。そこで考えた。そうだ、今年はプレゼントをいただくばかりではなく、お世話になったあの方へ、家族へ、日頃の感謝をこめて、手作り&Miniギフトを差し上げよう!

思い立つと即行動の私。
先日初めて作った石鹸と、クッキー(の範疇なのかしら?これ?Kaoruさんがブログで紹介していたクックパットに乗っているこちらのレシピです)を各種かごに詰めて送る、差し上げることにした。もちろん、感謝の手紙を添えて。

1:お世話になった方へ
        2:両家族へ
                  
                     3:会社の同僚へ
                              
昔は、この日ばかりは祝ってもらうのが当然とばかりに、食べたいものや、欲しいものをプレゼントにいただいてきたが、今年からは、この誕生日に周りで支えてくださる家族や友人達に感謝する日として、大切にしたいと思う。大人の階段をまたひとつ登れたでしょうか?そう感じる今日このごろです。

この世に生まれて、健康で幸せな日々を送れることに感謝。
皆さん、どうもありがとう!!!



2009年10月18日日曜日

運動の秋ということで、ジョギング再開

食欲の秋、芸術の秋は、言われなくても全開で実施しているが、このブログにとって肝心なスポーツの秋はちっとも実践していない。

会社内サークル(っていうのかな?)のジョギングクラブにいつの間にか入会していた(興味があると言ったら、翌日には入会歓迎メールが関連部署に縦横無尽に送られていた。。。)ので、サークルが始まる前に、なまった身体をなんとかすべく、隠れ自主練をすることにした。
いや、別に隠れてもないけど、まあ自宅周辺でちょっとジョギング再開だ。

今日は、近所を約3キロ走ったが、3キロだけで結構な汗。
脂肪で身体が重い、重い。体重は以前変わらないが、明らかに変わった身体のライン。そう、筋肉が脂肪にとって代わられているのだ!このブログで宣言してからはや10ヶ月。あと今年も残すところ2ヶ月あまり。。。。ラストスパートをかけることにした。少なくとも11月中には余裕で5キロはジョグできるようにしなければ。

まあ、昔からコツコツよりは一気に攻めるタイプである。年末までにしまった身体になるよう、ここが頑張りどころだ。

ジョギングをされる方には、このジョギングシュミレーターがお勧め。
今日のカロリー消費がご飯一膳や中ジョッキ1杯で換算されるのも、なんか具体的でいい。
ちなみに、今日の走りは中ジョッキ1杯にも満たず。。。。

<今日のひろべーデータ>
体重:48.6KG
運動:ジョギング3キロ、腹筋 30回
英語:SKYPE英会話 1レッスン

夜のラーメンは大人の贅沢

先日夜、前から気になっていた「世田谷ラーメン」に行ってきた。
ここは、以前にカイロプラクティスの帰りに店の前で並んでいるお客さんの列を見かけてから、ずっと行きたかったところである。

なぜ、今回行こうと腰をあげたのかというと、先日夜中の番組で小雪が立ち寄って、美味しいとコメントしていた+割と近所+行列 という理由からである。というか、これだけ理由があればもっと早くアクションしていてもよいところだが、そこは、まあ、ねぇ。

ともかく豪快な食べっぷりの小雪さん。
自然体で、いつでものびのびと自身の感じるままに行動するのも、現代女性から支持される理由なんでしょうね〜。この「あたしは、あたし〜」という突抜感は、賛否両論になりそうですが、少なくとも私はこういう人好きなんですよね。

どれだけ美味しいかは、↓のYOU TUBEをご参照あれ。

2009年10月13日火曜日

My Sweet Pillow


書かずにはいられない、そう、人は感激、感動を覚えた時、それを誰かに伝えたいと強く思うものだ、ということに気付かされたのが、この枕。

先日二子玉川の高島屋にあるピロークチュリエなるオーダーメイド枕店で枕を作ってもらった。
オーダーメイド枕を知ったのは、数年前だろうか? 何かのテレビ番組で、榊原郁恵が夫の渡辺徹へのプレゼントとしてあつらえているのを見て以来である。自慢じゃないが、私は結構首長族の部類に入る、首が長めなため、よく寝違えやすい。最近は寝違えても回復に時間がかかり、さらに同じ場所を寝違えagainなんてことすらある。これはそろそろオーダーメイドで自分に合うものを使うべきでは?と思い立ち、お店に電話すると、予約で一杯だという。だが、その隙をついて入れるタイミングで呼んでくれるらしい。ということで、一路二子玉川を目指した。

お店に着くと、何やら色々な種類の枕が並べられており、棚の向こうにベッドが3台並べられており、そこにそれぞれ横になり、枕の状態を確認しているようである。その光景におおーっと胸高まりつつ、空きが来るまで小1時間、スターバックスで読書しながら待った。ようやく携帯に知らせが入り駆けつけると、まずノギスのようなもので頸椎弧を計測、その後家のベッドマットの固さに合わせたベッドに横になり、全9種類の素材から自分がしっくりくるものを選んでいく。仰向けの状態だけでなく、しっかりと左右横向きになった状態の寝心地と、首にシワがよらないか、高すぎることはないか、低すぎることはないか、スタッフの方のチェックが入る。枕を頭に当てる前までは、きっと迷うだろうな〜と思っていたが、案外「あ、コレ」としっくりくるものが分かるもので、2種類まで選択肢を絞ることができた。ここからが難しい。人は一般的に2者択一が出来づらい生き物だ。そこで、5つのパーツのうち、中央のパーツを上下別の素材にしてもらい、ひっくり返すと別素材の感触が楽しめるよう、作っていただくことにした。ちなみに私が選んだのは、パフパウダーとソロテックという素材。

待つ事およそ30分あまり、ようやく念願のMy Sweet pillowとご対面することが出来た。
一緒にオーダー番号、枕素材を記載したカルテのようなものが渡され、自分の名前も記載されているのがなんだか特別な感がありうれしい。1年間の無料高さ調整も保証されて、1万7千数百円で出来上がった。(価格は素材によります)
↓カルテ
そして眠りについた時のうっとりとした頭の沈み心地。あ〜、たまらんですよ。沈みすぎることなく、適度な反発力もあり、朝の目覚めは快適そのものでした。睡眠は百薬の長。
質の良い睡眠がとれるようになった分、はて仕事に励むか、家事に励むか?いやいや勉強に励むところか?あ、睡眠時間が凝縮する分遊んどこうか? なんて考える秋の夜長です。

↓ビッグカメラでもらったお昼寝枕のクマちゃんとmy枕のツーショット

2009年10月12日月曜日

芸術の秋:映画第二弾 Yes,Yes,Ye~s!!!

芸術の秋ということで、早いもので映画企画第2弾。
今日はちょっぴり考えさせられて、笑えて、見終わった後にハッピーになる「イエスマン」を紹介したい。

主人公はジムキャリー演じるダメダメ銀行マン、カール。過去の離婚を引きづり、仕事も中途半端、プライベートも趣味があるわけでなく、ひたすら家にこもる日々。つまり、一応仕事していても心が完全に引きこもり状態。そんなダメダメカールに、友人が自己啓発のセミナーに行こうと声をかける。そこで彼はセミナー主催者(講師か?)に常にYesと答えるように約束させられるのである。律儀に約束を守ろうと行動し始めたカール。結構マジメ。会場を出てすぐにホームレスに公園まで車で送ってくれというリクエストにももちろん、Yes。そのホームレスに携帯を貸してくれとお願いされてももちろん、Yes。お金をくれと言われると、しぶしぶYes。そんな幸先がいいとは言えないYesのスタートだったが、それがもとでチャーミングなアリソンという女性に出会い、素敵な恋がスタートするのだ。Yesを連呼することにより、なぜかつきが向いてきたカール。そんな彼にもYesがもとで、不運が遅い、アリソンとの関係も壊れてしまう。さあ、どうするカール?それでも、Yesと言い続けるのか?
ということで、最終的なストーリーはぜひ皆さんDVDでお楽しみください。

映画を通して観客に伝えたいメッセージは、人生をもっと楽しむ姿勢を持とう、というポジティブなものだが、私が感じたこの映画のテーマは、「受入れること」だ。

「どんなことも、誰でも、どんな状況もありのまま、一方的に拒否するのではなく、まずは受入れてみてはどうだろう?」ということではないかと思う。皆さんも経験ないだろうか?会社や学校、友人関係でもなんでもいい。心の中で愚痴ったことはないだろうか、「何で、こうなっちゃうんだろう?」「何であの人はいつもこうなんだろう?」って。そういう心の中の愚痴は、消化されないと、いつの間にか怒りや悲しみに変わり、周りの人や周りの状況が許せなくなってしまうことがある。つい先日も会社の同僚とランチでせつない怒りを聞いたばかりである。あ〜、分かる、分かる、私もそうだったし、今でもそう感じることもある。と思いつつ、ふとこうも思う。でもこうしていても変わんないんだよね、周りの状況も、自分自身も。
同僚のように、すでに怒りと悲しみでにっちもさっちもいかなくなった場合、選択肢は以下の3つしかない。

1:あきらめる (違う環境へ逃げる、もしくはあきらめる)
2:戦い続ける(周りの状況を変えようと周りを説得し続ける)
3:受入れる+まず自分が変わってみる

この1の「あきらめる」と3の「受入れる」は似ているようでまったく違う。1のあきらめは、本当にあきらめてしまうことだ。自分を苦しめる状況を見てみぬふりをして、フタをしてしまうことで、決してお勧めは出来ないが、中にはそんなもんだし、それが大人、それが仕事ってもんだよ〜、とおっしゃる諸先輩方もいらっしゃる。同じあきらめるでも、違った環境を探して、移るほうが、私としてはよっぽど建設的だと思う。2の戦い続けるって〜のも、メンタルタフネスな方には向いているが、結構疲れるし、だいだいこういう状況の場合、周りの変えたい人たちっていうのがより強者だったりする。そして、周りだけでなく、自身もより良く変われるチャンスを見逃しがちだ。心が折れる前にシフトチェンジした方が良いだろう。そこで3である。

大体家族だって、会社だって、チームだって、恋人だって、友人だって、だってだって自分の思った通りに変わってくれるものではない。人が集まれば、チョコレートケーキが好物な人もいれば、モンブランが一押しだという人もいる(私はチーズケーキが好き)。だったら、その人たちの、その会社の、その組織/コミュニティのいいとこ、悪いとこもぜ〜んぶひっくるめて一旦受入れてみるのだ。それから自分に出来るちょっとしたアクション/改善/働きかけをすればいい。まずは自分が周りを受入れないと、周りも自分を受入れてくれない。このちょっとした気持ち、考え方の変化で、結構状況が変わってくるものだ。この歳になってようやく気付いたことがこの映画では非常にチャーミングに、笑いを添えて伝えようとしていると思う。Open Mind でいることが幸せを呼び込む秘訣だよ、と。

ぜひぜひ、職場で、家庭でストレスを感じている皆様、この映画を見て、ガハハッと日頃のストレスを飛ばしつつ、カールのように駅前で配るホットペッパーを「Yes!」と言って受け取ってみてはいかがでしょうか?


チーズ、チーズ、チーズ♪


先日我が家でワインアドバイザー(って名称でよかったですっけ?ソムリエの資格の飲食業界以外の方が取得するヤツです)のAkiさんを招いて、ワインの会を催しました。
(ちなみに、Aki さんのブログは、私のマイブログリストにも掲載してますので、ぜひ、Aki さんのグルメなブログ、ご覧ください!)

今回は、7名の会で、そろそろホームパーティーも慣れてきたなと、余裕に過ごしていたところ、午後の歯医者の時間が押して、帰ってきたのが17時。集合は18時。つまりお迎えに行く時間を考慮すると料理の時間は50分しかな〜〜〜〜〜〜〜〜〜いっ!!!

<メニュー>
1:グリーンサラダ
2:ピーマンの肉詰め、彩り野菜のソース
3:サーモンのパイ包み(これはAiさんのレシピより)
4:スパニッシュオムレツ
5:タコとキノコの炊き込みご飯
6:ナメコのお味噌汁
7:チーズ8種類
8:カルヴァのケーキ各種&しろたえのチーズケーキ☆

軽いパニックに襲われつつ、やっぱりHPは侮れないなと、準備に没頭しました。
そんなこんなで、料理はイマイチではありましたが、今回はAki さんがなんと8種類ものチーズと美味しい赤ワインをご持参くださったおかげで、なんとか皆さんの胃袋も心も満足いただけたようです。そしてデザートのケーキの数々。(鎌倉、大船にあるカルヴァというところのもので、Akiさんのブログでも取り上げてらっしゃいます)写真を撮るのを忘れて食べまくってしまいました。Akiさん、Tさん、本当に御馳走様でした。

チーズの説明ですが、、、、料理の用意にあたふたあたふたしていた私はちゃんとお話を伺うことが出来ず、またもや説明丸投げで恐縮ですが、ぜひAkiさんのブログでチーズの特徴をご確認ください。


初石鹸作り



なんでも初めてはうれしいものだが、先々週、初めてせっけんを作った。

以前より友人Aiさんの影響で、作ろう、作ろうと思って道具も100円ショップを上手に利用し、買いそろえてきた。だが、肝心な苛性ソーダが手に入らない。売っている薬局があまりなく、実は作ろうと腰をあげたのは1ヶ月前にも関わらず、実際に取り扱っている薬局を探すのに、週末を2回も費やした。ドラッグストアを尋ねること、5カ所。電話で4カ所調査し、最終的にココが怪しいと夫が嗅覚で探し出した薬局で手に入れることが出来た。
(ちなみに、会社の近くの生活の木でも取り扱っていたことに先日気付いた。。。)

今回作ったのは、マルセイユ石鹸。
初めては、オリーブ石鹸にしようかと思いつつ、石鹸作りのネットストア「お風呂の愉しみ」でマルセイユ石鹸用のオイルミックスを「オイルだけ買うより、絶対お得」というコメントつつられて、購入。早速作ってみた。

材料を測ったり、温度調節が手間なのかなと思っていたが、案外簡単。
あとは材料を気長にかき混ぜて、気長に固まるのを待つのみ。初めての石鹸は、ラベンダーオイルと、ローズマリーで香りづけをしてみた。まだまだ、柔らかい状態だが、使うのが待ち遠しい。早く固まらないかな〜。


2009年10月3日土曜日

芸術の秋:映画第一弾 「贖罪か、救いか?」

先日ウィルスミス主演の「7つの贈り物」を見た。
知人より、感じるものが多い感動作だというお墨付き作品だったため、勝手にハッピーエンドの感動作かなと考え鑑賞。内容は私の予想を大きく超えた、どちらかというと問題作だった。見た後に考えさせるという意味での問題作だ。

ウィルスミス演じる主人公は、MIT出身のエリートで、美しい妻と、海辺の素敵な家、やりがいのある仕事とすべてを手に入れたように見え、人生は順風そのものだった。それが、交通事故を起こしたことから大きく変わってしまう。彼は、事故によって、自身だけでなく、事故に巻き込まれた人々の人生を大きく変えてしまったのだ。それから、彼は自身の罪を背負い、生き残った自身の人生の意義に苦しむのだ。そしてその果ての答えがSeven poundsなのだ。

彼は、彼が背負った罪を償う計画をたて、実行していく。彼の助けを必要としている人を選び、助けを本当に必要としているのか、確認する過程で、彼はエミリーという重度の心臓疾患を抱える女性に出会う。彼女に出会い、彼女を愛することにより、彼の行為は彼の中で「罪を償う」ことから、「愛する人を救う」行為に変わった、そんなように思う。彼女によって、彼は生きている意義を見いだし、愛する人の幸せをかなえる幸せを再び取り戻せたのではないだろうか?だから最後がより悲しいのだ。悲しくて、とても悲しくて、気持ちの切りかえに時間がちょっとかかった。

いずれにせよ、見る人々によって、感じかた、考え方が分かれる作品だと思う。彼の行為が正しいとも、正しくないとも言えない。自分が彼だったらと見た人は考えると思う。私には彼と同じ行為は出来ないだろうし、じゃあ何が出来るのか?と自身に問いても答えは出ない。だから、皆さん、まずはこの映画を見て、感じてみてください。

すでに見た方、あなたはこの映画、どう感じましたか?