2009年5月24日日曜日

”ラグジュアリー”について考えてみた

先日ラグジュアリーブランド業界に働く方の話を伺う機会があった。
その時に、改めて考えてみた。”ラグジュアリー”とは何かということを。

ラグジュアリー=豪華さ、贅沢さ と表されることが多いだろうか?
この言葉で連想するのは、豪華なディナー、高級ホテル、高級ブランドに身を包むこと、高級車などであろうか?だが、真のラグジュアリーとは? 

もちろん、人によって答えは様々だし、一つの正しい答えなんかない。
でも、先日その人と話を聞いていて、私なりの答えに行き着いた。それは、”手間”であり”時間”である。そして気付いた。これは日本の「御馳走」「おもてなし」の心に通じると。
客人をそれこそ走り回って、美味しいものを調達し、心からくつろいでもらおうともてなす。一流旅館でなくとも、久しぶりに実家に帰った時に感じるのではないだろうか?「おもてなし」の心を。

本当の贅沢って、どれだけお金を使ったかではない、どれだけ時間を、手間をかけて創りだすかなのだ、その空間を、時間を。ラグジュアリーブランドの製品が贅沢なのは、その素材や作製過程の細かさもさることながら、見えない部分でケアしている様々な人々の苦労があり、その人たちの製品にかけた時間や手間、気持ちがひとつひとつの製品に込められているからこその贅沢品なのだ。決して業務効率だけを追っていては提供できない、製品へのこだわり。そこのところを忘れてしまうのは簡単だ。努力しつづけるのは難しい。

でも見えないところにこそ、時間と手間を惜しまない。
その努力をし続けられるブランドこそ、本物だ。私はそう思う。


うっとりする眠りを手に入れるなら


うっとりする睡眠を手に入れるなら、そう、お気に入りのアロマの薫りにビルエバンスのピアノでもいい。大好きな人の腕の中?そうね、それもある。
でもうっとりする睡眠を手に入れるなら、やっぱり何に横たわるか、そう、マットレスにこだわりたい。

去年のことだったか、記念日に六本木ヒルズにあるリッツカールトン東京に夫が招待してくれた。その時に最も感動したのがベッドである。
お部屋の豪華さにも驚いたが、ベッドの眠り心地はまさにGo to heaven!であった。

通常、高級ホテルのベッドは、固すぎるとまではいかなくとも、柔らかいという質感はない。ところが、リッツカールトンは違った。ベッドの上に乗った瞬間の、驚き。とても柔らかいのだ。そして横たわった時の感激。身体を包み込むソフトな瞬間。「何これ?」と思う。毛布をめくって入り込んだその瞬間から眠りに落ちてしまう。それだけうっとりとする眠り心地なのだ。

一夜の寝心地ですっかり気に入ってしまった私は、後日あのベッドが欲しいと夫に訴えた。そこで、まずはどこのマットレスを使っているのか調べようと、夫はホテルに電話して確認してくれた。そのお値段、マットレスのみで90万円也。我が家の予算をかなりオーバーしている。とはいえ、そうだよね〜、やっぱりあの寝心地は90万だよね〜と妙な納得感に浸りつつ、メーカーを調べてみた。マットレスのメーカーはSylie。今アメリカとホテル業界で最も高いシェアを誇るメーカーだそうで、製品ラインナップを見ると、リッツカールトンと同じものは個別販売していないまでも、様々なラインで製品展開しているようだ。早速後日青山にあるショールームへ足を運んだ。

青山のショールームにはそれこそ、ピン/キリで製品が並んでおり、寝心地が確かめられる。
中々数日寝ないとその差が分からないものかと思っていたら、いやいや、これが横になると瞬間で分かるのだ。合っている、合っていないというのが。店員さんの話によると、やはり女性は柔らかいタイプを好むとのこと。身体のカーブに合わせて包み込むクッションが、背骨を楽な状態にしてくれることから、柔らかいクッション性の高いものに魅かれるようだ。男性は反対に固くても大丈夫。固い=身体にいい という神話があることからも、固いタイプを好むとのこと。

2度のショールーム通いの後、お互いに「だって人生の1/3は寝ているわけだから、贅沢してもいいよね」と納得し合い、念願のマットレスを購入した(あ、でも全然リーズナブルな御値段のものですが)。そして先週末届いたのだ、我が家に愛しのマットレスが。

先週から、起きるのがつらい。
え、寝心地がいいから起きやすいんじゃないって?いやいや、あんまり気持ちがよくって、もっと寝ていたいのだ。そう、うっとりする寝心地なのだ。だって、今日だって実家に泊まりにいっていたところを、朝早々に我が家に引き返した。親不孝もほどほどに、である。だってあのベッドでお昼寝したかったのだ。ニトリのシーツに身をつつんだおニューのベッドは見るからに寝心地よさそうだ。あ〜、今日もこれで極楽極楽。明日の朝は地獄だが。。。。。

2009年5月17日日曜日

仕事するの好きですか?

先日日経新聞が主催する6回連続開催のセミナーの3回目に参加してきた。
今回のテーマは「金利」。

講師のファイナンシャルプランナーの先生は、とてもおキレイなだけでなく、お話がとっても上手で、人をグイグイと引き込む。明治大学の話し方教室に通ったとのことだが、いやいや、それってあなたが講師だったでしょう?とツッコミを心の中でしたのは私だけではないだろう。
そんな先生がお話くださった2時間20分ほどの色々な金利話、経済話、投資話の中で、私の心に一番引っかかったのは、先生の経歴とキャリア転換の理由である。

先生は元外資系電子機器会社にご勤務されていた。当初国内営業の部署であったが、その後海外営業の部署に異動になり、英語が必要な職務に就く。ただ、英語があまりお好きではなかったようだ。苦手意識を感じていたとのこと、深く共感である。そこで、多くの場合、語学克服にあれこれするものでる。あれこれを通りすぎてジタバタする私のようなものもいる。

でも先生は違った。じゃあ、英語を使わない仕事をしようと。そして思い切ってキャリアをガガッと方向転換したのだ。そして日経新聞主催のセミナーの講師を務めることの出来るファイナンシャルプランナーになったのだ。

はっは〜、その手もあったのね、となんだか安心した私。
すぐそこにある選択肢に気付かない私も大概頭悪いが、感心しきりでお礼のメールを出させていただいた。恐縮なことに御丁寧なご返答をいただいた、そこに書かれていたのが以下の言葉である。

「仕事が好きなら、何をやっても食べていけると思います」

そう、働くことが好きなら、何をやっても食べていくだけの収入は手に入るのだ。
このシンプルで基本的なことをつい、忘れてしまう。今日はまた美女から大事なエッセンスを思い出させてもらった。それにしてもこの言葉、深いと思いませんか?

日本一の美女?だと思う。

引き続きBeauty関連の事項で恐縮である。
日本一の美女を挙げるとしたら、誰を挙げるだろうか?

人によっては、身内系で母親、祖母。友人や会社の上司、同僚。芸能人から知識人、著名な方がだいたい挙るだろうか?では、著名人で絞ってみよう。誰にする?

内面系が外見系か、バランス系かに分かれた返答になると思うが、私がここ1〜2年、太鼓判を押している日本の美女、それは後藤久美子である。
そう、ゴクミ。同世代では宮沢りえと人気を2分した元祖国民的美少女である。
そのゴクミが美しい、いや、ほんとに人間じゃないだろってツッコミたくなる美しさである。

今月のGRAZIAという雑誌のカバーがゴクミだ。巻頭スペシャルを飾るスナップの数々。もうウットリもの。まさに女神のような輝きを放っている。そう、ゴッデスだ。ぜひ女子の皆さんは立ち読みしてほしい。で、何がそんなにキレイって、外見の美しさ(やや黒めの健康的な肌の美しさ。キリッとした二重、スッと通った鼻筋。美しい曲線を描くおでことあごのライン、豊かな黒髪,etc)だけでなく、目の輝きと嘘のない輝く笑顔だ。実物はさぞ、まぶしい事と思う。そして彼女のその目の輝きと笑顔はきっと自信と余裕から生まれてくるのだと思う。
日々の充実した生活、家族への愛、家族の愛を受けている自信、幸せ。それだ。

以前にゴクミを取り上げたテレビ番組で、「全盛期のキャリアを捨てて、アレジさんの元へ行ったのはどうしてなのか?」という疑問に対して彼女は答えた「だってそれが自分の生きて行く道だと思ったから、彼と家庭を作りたかった。それが人間として成長することだと思ったから(というような趣旨)」。突き抜けている。自分の選択に間違いはなかったという確かな自信が彼女の美しい笑顔を作っているのだ。と思う。

最近忘れがちだが、このブログでも語学習得がひとつのテーマ。
ゴクミは雑誌のインタヴューで語学習得の秘訣を簡潔に答えている。「理解したいという気持ち」。そうなのだ、そうなのである。語学習得は「目的」なのではなく、語学を相手を理解する、自身を理解してもらうためのツールなのである。ということをウッカリ忘れがちだが、美女は基本を忘れない。確かに外国人の恋人や結婚をすると、格段に語学力はアップする。それは、愛する人をより理解したいという非常にシンプルで、圧倒的なパッションのなせるワザなのだ。ウ〜ン、すでに結婚してしまった場合、これは難しい。せめて好きなもの、音楽などの文化や食、スポーツなどを英語圏で見つけるか、その逆、日本の好きなものを海外へ紹介したい、理解してほしいというパッションが語学習得を早めてくれるのかもしれない。
さてさて、どうしようかな?


世界一の美女になる!?

ミーハーですよ、私は。はい。

先日ミスユニバース日本代表が決定したのと同じタイミングで日経新聞にエリカアンギャルさんの「世界一の美女になるダイエット」の本がでかでかと広告されていました。
ほっほー、と思い、アマゾンで検索したところ、軒並み高い評価を獲得していたので、早速注文!と思いきや、在庫がない模様。翌日会社帰りに早速最寄りの書店で購入、家につくなり読み始めました。

エリカさんはミスユニバースジャパン公式栄養コンサルタントをしていて、健康な身体を作るための食生活のアドバイスをされている方です。そんなわけで「世界一の美女になる」という冠がタイトルについているワケです。そして同じくタイトルについている「ダイエット」の文字。あー、つまりナイスプロポーションを作るためのダイエットノウハウの本ね〜。と思いがちですが、そうではないのです。

この本のポイントは、”健康的な身体になるため、何を食べるべきなのか、何を食べないべきなのか”。痩せることに固執しがちな日本女性のための、正しい食生活の提案なのです。いわゆるダイエット本とは異なり、以下の4つを挙げている。

1:規則正しい食事
2:バランスのとれた食事=食べるべきもの、食べるべきでないもの
3:運動、睡眠の必要性
4:自分自身に自信を(メンタリティの重要性)

実に基本的、かつ常識的な内容である。
でも、ちょっと周りを見渡してみてほしい。以上の4点はおそらく幼少期から家族に何度も言われ続けてきたのではないだろうか?そして、その際、何故必要なのかという理由に関してまで、説明されることはあまりないのではなかっただろうか?そういった解説がごく簡単にポイントを押さえて説明されている。ただし、詳しい解説とは違うので、より詳細な栄養学について知りたい人は、そこから次のステップに進むと良いかもしれない。

私がこの本を読んで取り入れようと思ったポイントは、

1:野菜と果物の積極的な摂取 (特に果物はあまり摂取しなかったので、冷凍フルーツなどを活用して摂取しようと思う)
2:適度な間食摂取 (アーモンド、ドライフルーツなど)
3:積極的な魚の摂取

すでに食べないべき食品「精製した砂糖」「白米、白いパン」「ソフトドリンク」はかなり以前より実行してきたので、「何を食べるか」にポイントを置いて、取り入れることにした。

このブログでも紹介した同じくミスユニバースジャパンのディレクターイネスさんの本に重なっている部分もあるが、メンタリティの部分でやはり同じように「自信」を持つ事が大事と強調している。私が今回今一度心に刻んだのが「感謝の心を持つ事」である。これは歳をとればとるほど、忘れてしまう大事なこと。歳をとればとるほど、周りから教示される機会がなくなる指摘ポイント(というか、歳をとったら、身に付いてるべきポイントだからか?)でもある。

てなワケで、今日も誰かがこのブログを見てくださることに感謝!
小腹減ったからアーモンドでも食べよ〜っと。


2009年5月10日日曜日

週末ごはん その1


友人のAiさんのブログで素晴らしいレシピの数々が紹介されているのに影響を受け、週末ぐらいは手の込んだもの(私のレベルでだが)を作ってみようかと、思い立った。
で、作ったのが以下の通り。

1:手打ちうどん
2:オイルサーディン&椎茸のパン粉焼き
3:焼豚
4:カブ菜のごま油炒め

1:手打ちうどんはAi  さんに教わった日清のうどん粉で作った。
  確かに初心者なのに驚きのこしと、つるっとしたのどごしに仕上がった。
2:我が家のパセリの勢いが止まらない。
  もじゃもじゃと生えるその勢いをストップしようと収穫するとすごい量に。。。
  いかんせんパセリは主人公となるレシピがあまりないが、検索してわりと多めに使うこのレシピでオーブン焼きを作った。白ワインにあう、酒のみに最適なお料理。

3:たまに作る。
  豚肉の肩ロースの表面を軽焼いてティファールで調味料としょうが、ネギとともに入れておしまい。簡単に感嘆な美味しさの焼豚が出来上がる。当初想定した手の込んだ料理と違うが、まあ、ちょっと時間がかかるので。

自分で言うのもなんですが、全部美味しく出来あがりました!
特に手打ちうどんの美味しさにはビックリ。まあ、自分で作ったという感動を差し引いても、あのこしや小麦の美味しさは、打ちたてでないと出ないですね。ちょっと粉ものにはまりそうです。あ、The炭水化物だった。そしてダイエットの決意はどこに行ったのか〜???

ファストファッション、女はやっぱり欲深い?

先日ファストファッションで有名な3店舗を訪れた。
ファストファッションという言葉、皆さんご存知だろうか?日経にも取り上げられているくらい昨今のアパレル業界を翻弄する小売りアパレルチェーンである。有名なところで、ZARA,H&M,最近オープンしたてのForever21などである。

男性の方などはあまり興味がないかもしれないが、彼らはすごい。
破格の価格でontimeのファッションを反映した衣類を提供するのだが、まずその製品供給からして、驚きだ。多量のアイテムを全世界に毎日納品するワケだが、そりゃあそうだ、だってファッションは移り変わりが早い。今は月刊誌のファッション紙よりもよっぽどZARA に行った方が最近のトレンドが分かりそうなものだ。

彼らの登場は人々のファッションレベルを引き上げたように感じる。

最近の若い人のおしゃれっぷりといったら、たいしたものである。ピーコのファッションチェクに登場する人をピックアップするのにも大変だろう(あれってツッコミしやすい方達をピックしているように思える)。だって電車に乗っていてもヘアスタイルから足下まで、デザインや色合い、バランスに気を配ったコーディネートで小学生から年配の方々まで、様々。誰か言っていたが、確かにファッション雑誌がここまで数多くある国は他にない。

一方で疑問を感じる部分も確かにある。
1:誰が生産しているのか?
2:その後の洋服はどこへ?

の2点だ。

ここまで破格の価格で生産された衣類達。H&Mで1000円代のトップスや3000円台のパンツやワンピース。Forever21なんて、キャミソールが400円台だ、500円玉でおつりがくる。でも、この価格を実現するために、色々な人々の努力があるのだと思うと頭が下がる。単に一消費者として安さに喜んでばかりもいられない。これを生産、販売、流通してきた人々は見合う対価をもらっているのかと人ごとながら気になってしまう。まあ、もちろん、大手の会社ですからそういった点は問題ないわけですが。

そして、気軽に安価に買える洋服類。今までに出来なかった色違いでそろえるなどの大人買いをする人が多いらしい。その後の衣類はどこへ行くのか?人にもよると思うが、洋服ってなかなか捨てにくい。リサイクルショップで売るにしたって、向こうも商売だ。そんじょそこらの中古品は買ってくれない(経験済み)。かといって捨てるのもおしいし、じゃあ寄付しよう!と思い立っても、これが中々手続きも煩雑で、受入れてくれないものも多い。となると、この洋服達は捨てるしかないのだろうか???もったいない、実にもったいない。じゃあ買わなきゃいいじゃん、と思われる特に男子の方も多いと思うが、それが出来ればファッション業界はすでに衰退しているワケで。気軽に買えるからこそ、これらファストファッションが大人気で女子が夢中になるのです。ある意味経済に貢献しているのですよ、女性の「ファッションでキレイになりたい、楽しみたい」という欲深さが。

この着古したファストファッション衣類のその後。これにターゲットを当てたビジネスが新たに出てくる気がします。

<今日のひろべーデータ>
体重:48.9kg
運動:サイクリング3km
勉強:高速マスター英単語 1セッション

2009年5月6日水曜日

ビバッ!上海!!! その2



で、飛ばしたその2ですが、中国の国家機密とされている変面についてです。
夫の友人が数年来中国に駐在しており、久方ぶりの再会となった。その会食に訪れたレストランが上海巴国布衣。変面ショーで有名なところだ。いやいや、四川料理のレストランとしても有名。名物の涼杵白肉(ブタ肉のしゃぶしゃぶ?とキュウリを重ねたものが物干竿のようなものにかけられて出てくる。タレをつけて頂く)も麻婆豆腐も辛くて美味しかった。

会食が始まって1時間ほどしたころだろうか、いよいよショーが始まった。
変面ショーは一人で行われ、力強い音楽に合わせて変面アーティストの彼が少林寺拳法のようなダンスを踊る。踊りと共にマントをひらりひらりとさせて、マントが顔にかかった瞬間に一気に顔のマスクが変わってしまうという国家機密芸である。さっきまで白かった顔が一気に緑になり、顔半分が素顔になったかと思うと、なんと最後は素顔を見せた。その顔はなんとくったくのない笑顔でチャーミング。おおっという観客のどよめきが起こった次の瞬間にはすぐにお面顔に戻っていた。。。。
             気さくに記念撮影に応じる変面アーティスト

帰国後、あれは本当に国家機密なのか、タネはどうなっているのかとしきりにgoogleったが、はっきりとした答えは不明なまま、2時過ぎにようやく寝た。ああ、変面よ、今日も地球のどこかで眠れずに検索しまっくっている人がいるだろう。

Youtube:http://www.youtube.com/watch?v=j8_nDKqDg7Q

そろそろ本来のブログ開始の意図に還ってデータ公開していきます。
<今日のひろべーデータ>
体重:48.6kg
運動:腹筋50回
勉強:高速マスター英単語 2セッション

2009年5月5日火曜日

ビバッ!上海!!! その1


せっかくのGWということでたまったマイルを使って上海に行ってきた。
台湾には行ったことがあるが、中国本土は初めての滞在。3泊4日で中国パワーを感じてきた。

今回の渡航目的は1:夫の友人に再会する 2:観光 である。
そして今回の旅で印象に残った3点 1:勃興する中国パワー
2:国家機密はフレンドリー 3:音楽は共通言語 を3回に渡って投稿予定です。

今日は1:勃興する中国パワー
いや〜、インフルエンザ効果でマスク着用の渡航者が右往左往する空港を飛び立ち到着した上海虹橋空港。ごったがえす人の多さにまずびっくり。そして長蛇のタクシー乗り場にまたびっくり。空港待ちのタクシーだから片言の英語が通じるだろうと思って話しかけてもまったく通じずまたびっくり。地図を指しつつ、身振り手振りで説明してようやく目的地は通じたものの、場所がイマイチ定かでない様子のタクシー運転手。事務所に電話をかけて場所を確認している様子。中国のタクシー運転手の中には悪い人もいて(どこの国にも多少はいると思うけど)、ぼったくられることもあるとのことで、ちょっと緊張気味に窓からの景色を楽しむ。で、またびっくり。ともかく、超高層のビルやマンションが多いこと、多いこと。そしてマンションの窓から飛び出すというか突き出す洗濯物。地震がないということと、広大な土地があってこそ可能にする町だなと思っていると、ホテルに到着。料金も平均的で、しかもお釣りが足りないとのことで、1元負けてくれた、この運転手さんの印象でグッと上海全体の印象が上がった。         ↓お部屋からの景色 超高層ビルが建ち並ぶ


宿泊したホテルがある浦東地区は、日本でいうお台場みたいなとこだが、観光地ではなく、金融系のオフィスビルが立ち並ぶ上海のウォールストリート。あの有名なテレビ棟もここにある。ホテルの隣には森ビルがたてた地上474メートル、100階建ての上海環球金融中心ビルがあります。下から見上げるとまさに首が疲れるほどの高さ。ここの地下にはコンビニから飲食店がいくつか入っているが、どれも日本資本でちょっと高めな値段設定からか、お客さんはほとんどおらずガラガラでした。

上海ではあまり快晴ということがなく、曇りの日が多いとのことですが、この日は運よく快晴。ホテルのお部屋から眺める上海の町並みはまさに、China Powerを感じさせてくれます。早速眼下に広がる有名なテレビ棟を近くで見ようとお出かけしてみた。
        ↓曇りの日:てっぺんが雲の中     ↓晴れの日
↓テレビ棟
テレビ棟に行くまで徒歩15分。何がびっくりってともかく人、人、人。老若男女問わず、中国全土からの観光客でごった返していた。それもそのはず、中国も3連休の初日とのことで、お互い観光の初日にあたってしまったのだ。中でもおじいちゃん、おばあちゃんと息子(娘夫婦)と孫の3世帯での旅行が目立った。テレビ棟付近の人の多さでびっくりしている場合ではなかった。夕飯に出かけようと地下鉄の改札に行ってみると改札前からすでに満員電車の様相である。チケットの自動販売機売り場は並んでいるのかいないのか、列が定かでないほど隙間がなく、地方から来た観光客はチケットの買い方が分からず、現地の若い子に代わりに買ってもらっていたのが微笑ましかった(というか、一緒になって買い方を教わった)。
南京東路は日本で言うところの銀座だろうか?ここも道路中人、人、人。
ともかくあふれかえる人の多さと熱気で圧倒される。首をフリフリ歩く事数十分。気付くと通りの端に。そろそろ夕飯にするかと、友人が教えてくれた北京ダックの有名店へ出かけた。
地元でも大人気店のようで、お客が次々と来る。ウェイティングルームにて案内の女性が怪しげな手作り(今数字書いて手でちぎりました的な待ちフダ)待ち札を握りしめ、中国語で呼ばれる数字に神経を集中。そこで、知っている中国語の数字は4までで、6番目の私たちは呼ばれても分からないじゃんってことに気付きつつ、とりあえず、待っている間に同じ日本人の男性に声をかけられた。彼は日本の企業の駐在員で、今日は会社の若い子と食事会をしようと待ち合わせしているとのこと。結局そのグループに混ぜていただき、5人で食事を楽しんだ。


初日を終えて、感じたのが中国のパワーだ。建物だけでなく、人々の成長していこうとする熱気に圧倒された。高層ビルの工事は夜も続いて行われていたし、一緒に食事をした現地の若い女の子は職場で覚えたという日本語を一生懸命駆使して会話してくれた、聞くと彼女らはまだ21歳で、月収は日本円で2万円ほど。ホテルのスタッフの方々は流暢にかつ美しいアクセントで英語を使いこなしていた。ほとんどのスタッフがプロフェッショナルで、お客様に目を配り、足りないことはないかと気配りしていた。道ばたでお好み焼きのようなものを売っていた屋台のおばちゃんのお弁当も印象的だった。ぎっしりつまったご飯の上にかけられた野菜炒め。4/1食べたところで、箸がとまったまま。せっせとお好み焼きを焼いていた。歩きながら屋台で購入したと思われる麺類を食べつつ工事現場を移動するおじさん達。そんな彼らがこの国を支えているのだな〜と、感じつつ、急速に成長を遂げる中国と、その成長を支える人々の日々の生活のギャップに2面性と魅力を感じた旅だった。

         ↓新天地(六本木ヒルズ?)界隈に出現しているリアカー
                     ↓再開発中のエリアに佇む廃屋


私が感じた中国の2面性を表している写真↓
高層ビルと建築中のビルを背景に凧売りのおじさんがあげる凧が太陽に向かってそよいでいる