でもうっとりする睡眠を手に入れるなら、やっぱり何に横たわるか、そう、マットレスにこだわりたい。
去年のことだったか、記念日に六本木ヒルズにあるリッツカールトン東京に夫が招待してくれた。その時に最も感動したのがベッドである。
お部屋の豪華さにも驚いたが、ベッドの眠り心地はまさにGo to heaven!であった。
通常、高級ホテルのベッドは、固すぎるとまではいかなくとも、柔らかいという質感はない。ところが、リッツカールトンは違った。ベッドの上に乗った瞬間の、驚き。とても柔らかいのだ。そして横たわった時の感激。身体を包み込むソフトな瞬間。「何これ?」と思う。毛布をめくって入り込んだその瞬間から眠りに落ちてしまう。それだけうっとりとする眠り心地なのだ。
一夜の寝心地ですっかり気に入ってしまった私は、後日あのベッドが欲しいと夫に訴えた。そこで、まずはどこのマットレスを使っているのか調べようと、夫はホテルに電話して確認してくれた。そのお値段、マットレスのみで90万円也。我が家の予算をかなりオーバーしている。とはいえ、そうだよね〜、やっぱりあの寝心地は90万だよね〜と妙な納得感に浸りつつ、メーカーを調べてみた。マットレスのメーカーはSylie。今アメリカとホテル業界で最も高いシェアを誇るメーカーだそうで、製品ラインナップを見ると、リッツカールトンと同じものは個別販売していないまでも、様々なラインで製品展開しているようだ。早速後日青山にあるショールームへ足を運んだ。
青山のショールームにはそれこそ、ピン/キリで製品が並んでおり、寝心地が確かめられる。
中々数日寝ないとその差が分からないものかと思っていたら、いやいや、これが横になると瞬間で分かるのだ。合っている、合っていないというのが。店員さんの話によると、やはり女性は柔らかいタイプを好むとのこと。身体のカーブに合わせて包み込むクッションが、背骨を楽な状態にしてくれることから、柔らかいクッション性の高いものに魅かれるようだ。男性は反対に固くても大丈夫。固い=身体にいい という神話があることからも、固いタイプを好むとのこと。
2度のショールーム通いの後、お互いに「だって人生の1/3は寝ているわけだから、贅沢してもいいよね」と納得し合い、念願のマットレスを購入した(あ、でも全然リーズナブルな御値段のものですが)。そして先週末届いたのだ、我が家に愛しのマットレスが。
先週から、起きるのがつらい。
え、寝心地がいいから起きやすいんじゃないって?いやいや、あんまり気持ちがよくって、もっと寝ていたいのだ。そう、うっとりする寝心地なのだ。だって、今日だって実家に泊まりにいっていたところを、朝早々に我が家に引き返した。親不孝もほどほどに、である。だってあのベッドでお昼寝したかったのだ。ニトリのシーツに身をつつんだおニューのベッドは見るからに寝心地よさそうだ。あ〜、今日もこれで極楽極楽。明日の朝は地獄だが。。。。。
目のつけどころが違うよなー。でも三分の一は寝てるんだよね。お布団は適当に選んでるな。ニトリのシーツという、そこは庶民なところが惹かれました。
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