本来19時開始の英会話のレッスン、先週、先々週と続けて仕事で行く事が出来ず、今日こそ行きたいと。
渋谷の人ごみをかき分け、かき分け、歩道橋をかけあがり、あ〜20分でも受けれるかな〜?でも先生どっか行っちゃうかな〜と腕時計をチェック。
ティッシュ配りのバイトの脇を通り、前をゆっくり歩いて塞いでいるおじさんにイラッしつつ、脇から通り抜けようとした時、
「お疲れさまっ」
と爽やかなおばちゃんの声が聞こえました。
えっ、私に?いえいえ、彼女はティッシュ配りのバイトクンからティッシュを受け取りながら、その彼に声をかけたのです。思わず振り返りました。
他人(ひと)をねぎらうその気持ち、ここ最近、自分にその心の余裕がなかったな〜と反省しつつ、疲れている自分自身へ「お疲れ様」と心の中でつぶやきました。
そしてお世話になったサッチーにも。
サッチーは、仕事先の業者さんで契約社員として働いていたとっても可愛らしい青森出身の20代女性です。彼女はいつも笑顔で一生懸命で、お願いごとを嫌な顔せずにこなしてくれました。重い製品を持ち上げるときも、「ひろべーさん、それ重いから私が運びますっ!」といつも手を貸してくれました。仕事でミスした時も、素直にミスを受け取り、改善策を受入れてくれました。そんなサッチーから今日、退職の挨拶の電話がありました。
「とってもお世話になったので、お礼を言いたくて」と言う受話器の向こうにサッチーの笑顔が見えて、「こちらこそ、本当に色々とありがとうございました」と頭を下げました。
聞けば、彼女はピアノをズーッと続けていて、今度はその方面の学校に通うのだとのこと。仕事が終わってから毎日一生懸命練習していたそうだ。指、大事なのに、あんな重いもの持って。話ながら目頭が熱くなるのを感じつつ、
「プロ目指すんでしょ?」
「いえいえ、そんなきっと無理です」
「ダメだよっ、今からそんなこと言っちゃ。目指すからには自分で信じて進まなきゃっ。自分がなれると思ったら、絶対なれるって思って、そしたらかなうよ。私は信じてる!!!」
と熱いエールを送った。
業者さんで夢を追って辞めて行く人を見送るのはこれで3人目。
皆、各自の夢を私に教えてくれ、見送らせてくれることに感謝。先生ってこんな気持ちなのかな?
サッチー、お疲れ様でした。遠くから応援してます!
卒業、おめでとう。
<今日のひろべーデータ>
体重:49,2kg
運動:腹筋 50回/ スクワット100回
勉強:マンツーマン英会話1クラス/単語帳