日本の消費を引っ張るのは女性と言われて久しいが、これもおおかた「勘違いと思い込み」による消費ではないかと個人的に、そして、結構真面目に信じている。
イネスの回の時にSK-Ⅱの話をしたのを覚えているだろうか?
これを使えば桃井かおりになれる、いやうまく行けば桃井以上か?と勘違いをして化粧品カウンターに走るのが女性という生き物。
今年の冬流行りまくったムートンブーツ。
あれ、もとはと言えばキャメロンディアスが履いて、流行に火がついた。
あれを履けば私も今日からキャメロンディアスっ。
んな訳ないだろっ、オイッ!と突っ込みたくなるが、この一瞬の思い込みが消費と流行を呼ぶのは確か。
そして、その一瞬、女性は本気でそう信じてしまうのである。
ある意味マジック、いやミラクルか?
そのマジックだかミラクルだかを起こせるかどうかが、ヒット製品につながるか否かの重要なポイントじゃ〜ないかと思ってる。
これ、女性が消費するファッション製品や化粧品製品はもちろんのこと、広くは食品、インテリア、家電にも通じる法則だと思う。
大ヒット製品TSUBAKIだって、あのCMを見てあの女優の誰か、もしくは髪をなびかせて歩く美人OL(の設定だと思う)の誰かに、誰もが自分の姿を投影したはず。
だって、周りに聞いてみて。
あの製品1回は皆買ってるから(さすがに、自分誰になれると思った?とは聞かない方がいいと思う、ちなみに私は、、、やめとこう)。
ええ、私も、でも髪に合わなかったからすぐ辞めたけど。
女性ってのは欲張りな生き物ですから、有名なレストランで食事したいっていうのも、純粋に評判の美味しさを味わいたいという気持ちの他に、う〜ん15%くらいかな、”そこで食事をする女性”になりたいという気持ちがあって、それも「勘違いと思い込み」の部類に入るかもしれない。
前置きが長くなったけど、今日美容院に行ってきました。
で、美容師さんに渡しました。ハイ、宮沢りえの写真を。
「この髪型にしてください」
ええ、勘違いしてますとも、この髪型をすれば宮沢りえになれると。
え、いい年してアイドルに憧れて切り抜き持ってく女子中学生みたいな真似して恥ずかしくないかって?
そりゃあ、ちょっとは恥ずかしいですよ。
でもね、そこは思い込みで克服するわけです。思い込みでGO!
「宮沢りえですね?」
とあっさり受ける美容師さん。
しかも横顔だけの写真なのに、「だいたい分かりました」と頼もしく応える。
これで私も3時間後にはりえちゃんだ〜、と期待も大きく膨らんだ。
3時間後。
出来上がった。
髪質のせいか、若干りえちゃんの髪型とは異なるが、ほぼ同じ。
とても良い出来である。
満足して美容院を後にする私。
帰宅途中、ふとコンビニのガラスに目がゆくと、私の顔。
そう、それはりえちゃんでもない私の顔である。
そこで気づく、いっけな〜い、また勘違いと思い込みに大枚はたいたと、、、、。
でもそれでいいと思う。
その間淡い夢を見れるんだから。
自分で夢を買うことが出来る幸せに感謝、な今日でした。
↓ジョギングした駒沢公園の梅、青い空に紅白のコントラストがとっもキレイ☆☆☆
<今日のひろべーデータ>
体重;48.6kg
運動;ジョギング5km、腹筋 50回、スクワット 100回
勉強;Online英会話 1class
ロンドンに住んでた時、当時スパイスガールズだったビクトリアベッカムの雑誌の切り抜きを持って、美容師さんに"I want a style exactly like her"と言ったはずが気がついたら、わかめちゃんだった。
返信削除そういえば、TSUBAKIのCMの第一号は主題歌はSMAPでしたね。私は主題歌のCDを買って総武線で聞いていました。当時、千葉方面に通勤していたので、千葉駅から秋葉原までの長ーい総武線は、”Welcome ようこそ日本へ!”をききながら、気分はあの美女のなかの誰かだったような。
返信削除確かに思い込みと勘違いの生き物ね。あと女性雑誌のキャチコピーにはいつもやられてしまう。クロワッサンは最近やられっぱなし。
新しい髪形を見るのを楽しみにしてます!!ビデオ電話でね。あの髪型、絶対似合うよ。
返信削除駒沢公園の写真、綺麗で癒されました。