せっかくのGWということでたまったマイルを使って上海に行ってきた。台湾には行ったことがあるが、中国本土は初めての滞在。3泊4日で中国パワーを感じてきた。
今回の渡航目的は1:夫の友人に再会する 2:観光 である。
そして今回の旅で印象に残った3点 1:勃興する中国パワー
2:国家機密はフレンドリー 3:音楽は共通言語 を3回に渡って投稿予定です。
今日は1:勃興する中国パワー
いや〜、インフルエンザ効果でマスク着用の渡航者が右往左往する空港を飛び立ち到着した上海虹橋空港。ごったがえす人の多さにまずびっくり。そして長蛇のタクシー乗り場にまたびっくり。空港待ちのタクシーだから片言の英語が通じるだろうと思って話しかけてもまったく通じずまたびっくり。地図を指しつつ、身振り手振りで説明してようやく目的地は通じたものの、場所がイマイチ定かでない様子のタクシー運転手。事務所に電話をかけて場所を確認している様子。中国のタクシー運転手の中には悪い人もいて(どこの国にも多少はいると思うけど)、ぼったくられることもあるとのことで、ちょっと緊張気味に窓からの景色を楽しむ。で、またびっくり。ともかく、超高層のビルやマンションが多いこと、多いこと。そしてマンションの窓から飛び出すというか突き出す洗濯物。地震がないということと、広大な土地があってこそ可能にする町だなと思っていると、ホテルに到着。料金も平均的で、しかもお釣りが足りないとのことで、1元負けてくれた、この運転手さんの印象でグッと上海全体の印象が上がった。 ↓お部屋からの景色 超高層ビルが建ち並ぶ
宿泊したホテルがある浦東地区は、日本でいうお台場みたいなとこだが、観光地ではなく、金融系のオフィスビルが立ち並ぶ上海のウォールストリート。あの有名なテレビ棟もここにある。ホテルの隣には森ビルがたてた地上474メートル、100階建ての上海環球金融中心ビルがあります。下から見上げるとまさに首が疲れるほどの高さ。ここの地下にはコンビニから飲食店がいくつか入っているが、どれも日本資本でちょっと高めな値段設定からか、お客さんはほとんどおらずガラガラでした。
上海ではあまり快晴ということがなく、曇りの日が多いとのことですが、この日は運よく快晴。ホテルのお部屋から眺める上海の町並みはまさに、China Powerを感じさせてくれます。早速眼下に広がる有名なテレビ棟を近くで見ようとお出かけしてみた。
↓曇りの日:てっぺんが雲の中 ↓晴れの日
↓テレビ棟
テレビ棟に行くまで徒歩15分。何がびっくりってともかく人、人、人。老若男女問わず、中国全土からの観光客でごった返していた。それもそのはず、中国も3連休の初日とのことで、お互い観光の初日にあたってしまったのだ。中でもおじいちゃん、おばあちゃんと息子(娘夫婦)と孫の3世帯での旅行が目立った。テレビ棟付近の人の多さでびっくりしている場合ではなかった。夕飯に出かけようと地下鉄の改札に行ってみると改札前からすでに満員電車の様相である。チケットの自動販売機売り場は並んでいるのかいないのか、列が定かでないほど隙間がなく、地方から来た観光客はチケットの買い方が分からず、現地の若い子に代わりに買ってもらっていたのが微笑ましかった(というか、一緒になって買い方を教わった)。
南京東路は日本で言うところの銀座だろうか?ここも道路中人、人、人。 ともかくあふれかえる人の多さと熱気で圧倒される。首をフリフリ歩く事数十分。気付くと通りの端に。そろそろ夕飯にするかと、友人が教えてくれた北京ダックの有名店へ出かけた。
地元でも大人気店のようで、お客が次々と来る。ウェイティングルームにて案内の女性が怪しげな手作り(今数字書いて手でちぎりました的な待ちフダ)待ち札を握りしめ、中国語で呼ばれる数字に神経を集中。そこで、知っている中国語の数字は4までで、6番目の私たちは呼ばれても分からないじゃんってことに気付きつつ、とりあえず、待っている間に同じ日本人の男性に声をかけられた。彼は日本の企業の駐在員で、今日は会社の若い子と食事会をしようと待ち合わせしているとのこと。結局そのグループに混ぜていただき、5人で食事を楽しんだ。
初日を終えて、感じたのが中国のパワーだ。建物だけでなく、人々の成長していこうとする熱気に圧倒された。高層ビルの工事は夜も続いて行われていたし、一緒に食事をした現地の若い女の子は職場で覚えたという日本語を一生懸命駆使して会話してくれた、聞くと彼女らはまだ21歳で、月収は日本円で2万円ほど。ホテルのスタッフの方々は流暢にかつ美しいアクセントで英語を使いこなしていた。ほとんどのスタッフがプロフェッショナルで、お客様に目を配り、足りないことはないかと気配りしていた。道ばたでお好み焼きのようなものを売っていた屋台のおばちゃんのお弁当も印象的だった。ぎっしりつまったご飯の上にかけられた野菜炒め。4/1食べたところで、箸がとまったまま。せっせとお好み焼きを焼いていた。歩きながら屋台で購入したと思われる麺類を食べつつ工事現場を移動するおじさん達。そんな彼らがこの国を支えているのだな〜と、感じつつ、急速に成長を遂げる中国と、その成長を支える人々の日々の生活のギャップに2面性と魅力を感じた旅だった。
↓新天地(六本木ヒルズ?)界隈に出現しているリアカー
↓再開発中のエリアに佇む廃屋
私が感じた中国の2面性を表している写真↓
高層ビルと建築中のビルを背景に凧売りのおじさんがあげる凧が太陽に向かってそよいでいる