2010年3月29日月曜日

容姿は大事なものでしょうか?

発売されたアエラの最新号、読んだ方もいらっしゃるでしょうか?
注目はファッションブランドPradaの訴訟問題。争点は、会社側がブランドとして容姿に問題があると考えるスタッフに退職を強要した、スタッフに自社製品の強制購入をさせ、売上の水増しをしたなどである。これが事実か否かは裁判で明らかになることであり、訴えた側と訴えた会社側の主張が真っ向から対立するため、どちらの主張が正しいか分からないが、「容姿」に関してちょっと考えさせられた。

興味ある方、コチラをどうぞ→http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100315109.html

一般に優れた容姿が業務の一貫として考えられる仕事も世の中には結構ある。
モデルや芸能人に始まり、ホステスさんや、客室乗務員だってそうだろう。確かに高級ブランド店の販売員も、ブランドイメージを上げるには、キレイな人がいたほうがいいだろうし、いわゆる受付嬢だって、キレイな人がする仕事として上げられるだろう。アナウンサーやキャスターだって、声よりテレビ映りが大事だし、市議だってあれだけキレイだと世界に知られる存在になる。メディアをにぎわすのは美人+専門家の方々だ。西川先生だって、女医だけではなく、美人な女医だから(あ、あとあのキャラ)あれだけバラエティに出ずっぱりなのだし、キレイでいると何かと得をすることも多いだろう。美人でなくとも出来る業種は山ほどあるが、美人でないと就けない仕事は、もうその時点で狭き門であり、いわゆる憧れの職業なのかもしれない。

でも、容姿ってそんなに大事かしら?と思うのである。
容姿は大概両親から受け継いだものであり、その人のアイデンティティの一部でもあるわけで、他人がそれをその人の仕事の能力の価値判断とするのは違うのではないかと思う。もちろん、前述のように、容姿がいいことが前提の仕事は確かに存在するワケで、私もそうだが、書類選考の写真で落とされ、能力どうのこうのの話にもならないこともあるワケで。逆にそれはそれで、最初から、「いやいや君はちょっとね」と諭されるわけだから、まだ思いやりがあるのかもしれない。何が言いたいのかちょっと分からなくなってきたが、つまり、「容姿端麗+仕事が出来る」のが一番かもしれないが、「容姿端麗+仕事はイマイチ」よりも「容姿は普通+仕事が出来る」方がずっとずっと仕事人としてプロフェッショナルではないかと思うのだ。容姿も確かに磨けば向上する、だが、その向上には整形手術をしない限り、限度があるが、仕事のスキルや技術、能力、そして何より情熱の向上は限りがない。あの永森さんだって言っている、「人の容姿の差は1:5、意欲の差は1:100にもなる」あ、間違えた、「人の能力の差は1:5」だった。。。。

女性の購買構造の原動力として「憧れ力」を常々申し上げてきた。
あのハリウッドスターが使ってるバッグだからこそ、持ちたい、買いたい。あのモデルが着ている服だから、着たい、ちょっと高くても買いたい。それは「憧れ力」から「これを着ると彼女のようになれるかも」という「勘違い力」に代わり、消費へ繋がり、世界のファッション市場を動かしているのは明らかだ。でも、店員さんのようになりたいっと思って購入に至る憧れ力は制服を着ている販売員に感じるだろうか?少なくとも私は感じない。美人受付嬢がいる会社から製品を購入したいと考える取引先客はいるだろうか?まあ、その受付嬢に恋した営業担当がいる会社ぐらいだろう。で、それは長いおつきあいに発展するだろうか?いやいや。
やっぱり、自分がキャメロンディアスになれると思わせてくれる接客が出来る店員さんがいいし、受付の対応ひとつにしても確実で、細やかな心遣いが出来る方の方がいい。それがその仕事に求められる一番大事なことだと思う。

もちろん、仕事をするうえで、最低限のマナーとしてのファッションやメーク、清潔さというのは必要だ。でも、容姿を重要視することに、私は抵抗がある。人は結局年を取れば皆同じだ。シワやシミ、背中は曲がり、足の細さや太さ、長さなんてどうでもよくなる。年をとった時に、チャーミングな笑顔を周りに日々振りまける、そんな美しさを持てる人になりたい。

まあ、イオンクレンジングマシンを買ってせっせと美顔に努力している私が言うのも説得力はありませんが、ね。。。


感じる心、チョットスランプ

最近アウトプットよりインプットな傾向だ。
昨年までは、あれこれブログに書き留めたい事柄やアイデアが満載だったのが不思議なくらい。「出す」ものがない。

その反対に読書や映画、ビデオ鑑賞など、INな作業に時間を費やすこの春である。
そう、頭と身体がアウトプットを拒否しているのだ。何でだろ?とふと考える。おそらく昨年末に異動となり、業務中はもちろん、業務以外でもせっせと必要な知識を身につけていかなければいけない状態。仕事でインプットしてるんだったら、アウトプットしたくなんないかってゆーとそうでもない。大体ブログなんかでアウトプットすることって、プライベートでインプットしたものを出す作業なワケで、仕事で疲れた心と身体に(まあたいした仕事もしておりませんが)プライベートでインプットする余裕はなく、INな日々が続くわけである。まあ、仕事を通して感じたり、得たことを出せばいいのだろうが、チョットお疲れなのか、感じる心がスランプのようで、「あ〜、これは知らせたいな〜」というアイデアが沸いてこないのだ。

こんな時は、こもるのが一番。そのうち、復活するでしょう、感じる心。
桜も開花したことですから。それにしても、この寒さは反則です。花冷えとは言ったものです。

2010年3月22日月曜日

Nippn Brand Meister: 漆


英語でJapanと称される漆。
先日漆作家の先生による漆に関する講義を受けてきた。

そもそも、漆の木からどうやって漆を採取して、その液体をどのようにして作品や漆器類に使われるのか、様々な技法から、漆の産地まで色々なお話を伺うことが出来た。
驚いたのが、現在国内で流通している漆の殆どが中国などから輸入された輸入品で、国産の漆はわずか1〜2割に満たない流通量だという。伝統技能である漆塗りでも、国産で補えることが出来ず、中国に頼らざるを得ない状態であることに驚いた。何でも漆を採取する職人さんは、1年で400本もの木から採取する作業を行うが、実際に1本から採取できるのは、180cc~200ccのわずかな量らしい。先生が持ってきて下さった、歯磨きのチューブのような容器に入った生漆の量で、国産だと1万円ほどという高価なものだそうで、「絞り出して大事に大事に使ってます」という言葉が印象的だった。

漆器の特徴はその美しさ以外に様々だが、中でも抗菌性にすぐれているという。
だから、昔からお正月のお惣菜は、漆器に入れて保存をされていたのではないかというお話に、昔の人の知恵ってすごいなと感心しきりだった。

そんな中、一番心に残ったのが、道具のお話。
漆器塗りには数々の道具が使用されるが、その道具の殆どは、漆器作家自ら作ることが多いという。もちろん、自分が使いやすいように自身で作りたいという点もあるのだが、現状道具を作る職人さんがわずかしかいないという問題もあるからだという。筆屋さんは京都に2〜3軒、中でも貴重なクマネズミの脇毛を使った筆を作れる筆屋さんは京都に1軒しか残っていないらしい。また、余分な漆をこそぎおとすヘラのような道具は、クジラから作られる。もう手に入らないのは言うまでもない。

 
需要が少なくなった現代、供給もその変化にともない衰退していくのは、ある程度いたしかたない現実ではあるが、こんなにも美しい漆器類がなくなってしまうのは、日本人として悲しいこと。さすがにじゃあ、自ら職人となって伝統をつなげていくことは出来ないが、せめて一消費者として、伝統工芸品を購入、実際に使うことで、支えることをしていきたいと思う。
↓ということで購入したお椀。
マットな仕上がりの、普段使いにぴったりなお椀です。

ココで購入しました

衣替え:靴編

東京で桜の開花も宣言されたことですし、今日は天気もいいですし、衣替えをすることにしました。といっても、クローゼット内全ての衣類を交換するには、ちょっと早い気もします。
ということで、まずは靴のみ衣替え。

この秋冬大活躍したブーツ達に「お疲れ様〜」とお礼を言いつつ、まずはブラシで表面の汚れをよく落とします。この作業が大事で、汚れが付着していると、カビの胞子がそれら汚れをエサに成長し、次のシーズンに箱を開けるとカビだらけな〜んてことにもなりかねません。その後、汚れ落としとカビ防止剤が入った溶剤で全体をよく拭き取ります。そして、栄養剤が入った溶剤を塗り、表面を柔らかい布でふき、風を通して乾かし、その後箱におさめます。

この秋冬、仕事でもプライベートでも苦楽をともにしたブーツ達。ちなみに、私は一応ファッション業界勤務のため、一般OLの平均ブーツ保持数よりも、ちょっと多めかもしれませんが、ひかないでください)
次シーズンも、足下から支えてくれるように、「ありがとう」とつぶやきながら押し入れにしまいました。

ウワサの鳩山会館



鳩山さんが首相になってから観光のメッカとなった鳩山会館。
先日音羽を訪れる機会があったので、ついでにちょっと寄ってみた。お屋敷の中に入るには500円の閲覧料金が必要なので、お屋敷前で記念撮影してタッチして帰ってきました。

表の玄関から、お屋敷まで、坂道の私道が続き、白い鳩が舞う大きなお屋敷が出てきます。
洋館の佇まいは、現鳩山さんのおじいさまの時代に思いを馳せるような、歴史を感じさせる雰囲気が漂っておりました。私道は季節の花々が彩りを添えていて、桜のつぼみも膨らんでいました。開花まであとチョット。

2010年3月16日火曜日

Best Buy Item


最近のBest Buy Itemを忘れないうちに紹介したい。
大体Bic Cmeraに行って興味をひくものが何もないということはありえない。今回も、Bic Cameraで出会ってしまった。

1:HITACHI イオンクレンジング器 フェイスクリエ
2:フィリップス ソニケア 電動歯ブラシ

1は、コットンを黒い円の部分にセットし、拭き取り用化粧品をセットし、微電流でイオンを発生させて汚れを落とすというもの。店頭で試して驚きの汚れ落ちに感動してアマゾンで購入したもの。5000円チョットでした。
普通の化粧水では汚れはここまで落ちませんが、拭き取り用化粧品を使用すると、お風呂でクレンジング、洗顔をした後にも関わらず、うっすら汚れが付着します。どんだけ普段汚れてるんだ?と驚きますよ。で、その後に化粧水でパッティングすると、化粧水のしみ込みが違います。毎日は肌に負担をかけそうなので、週に3日をめどにやってるところです。肌の調子もなかなかよいです。


2は、歯医者の帰りにBic Cameraにより、ポイントが結構たまっていたのに気をよくして購入したもの。オムロンや、ブラウンなど、色々なものが出ていますが、中でもソニケアの「歯医者さんがすすめる電動歯ブラシNO1」という宣伝文句にガッツリはまって購入。ブラウンのゴツイタイプも汚れ落ちの面では気になりましたが、振動がイマイチ激しいようで、ソニケアにしました。以前安価なタイプのものを使用してましたが、スグに飽きて使用しなくなってしまったので、今回はそれなりのものを購入し、歯医者に通うことのないよう未然に防ぐ努力を日々したいなと。
使い心地はなかなか良いです。磨いた後はツルツルです。ただし、奥歯の細かい部分が磨きにくいことや、買えブラシが高額な部分がチョット惜しい気がします。

今は身体のお手入れもデジタルな時代なんですね〜。

2010年3月8日月曜日

読書と睡眠の密接な関係

眠りにつくために読書する人もいれば、読書で眠りを妨げられる人もいる。

先週の私はまさに、後者の方だった。
ダヴィンチコードで有名な作者、ダンブラウンの「ロストシンボル」が発売され、早速木曜、会社帰りに上巻を購入し、帰宅早々読み始める。ちょうど夫が出張中のため、タイミングもよく、一人本に集中できた。気付くとすでに2時過ぎ、「あ〜、あとちょっとなのに。。。」とそのまま寝てしまった私。翌日寝不足のまま会社に出かけ、上司や同僚のランチの誘いも断り昼休みは残りのページをくくるのに費やした。仕事が終わると、出かける予定も何のその。本屋に直行し、下巻を購入する。そして金曜の夜から土曜の朝方まで、ワシントンDCを舞台としたフリーメイソンと象徴文字、暗号の世界に没頭した。

おかげでここ数日ずっと寝不足だ。
だが、こうやって寝不足になるくらい読まずにいられない本が少くなった今日このごろ。
寝不足読書体験は、年に数回の贅沢な時間の過ごし方だったりする。


骨折

かれこれ3週間前になるだろうか?
先日足の小指を骨折した。

その日、昼から出かける予定の私は、朝シャワーを浴びて、ガウンを探していた。そうだ、いつものとこにかけてるんじゃなくて、リビングにあったわ、と思いだしつつ、濡れたまま急いで取りにいこうとしたところ、「ギャーッツ」と私の声が家中に響いた。足がすべってそのまま素っ裸ですってんころりんと転んでしまったのだ。

その時、足の爪をぶつけて半はがれ状態となり、その痛みに「ぐあ〜〜〜〜〜〜っつ」と声にならない声でもがく私。ところが、このとき小指をドアにひっかけ折っていたらしい。小指の痛みよりも爪の痛みにもがきつつ、出かけようと必死な私。眉間にシワをよせつつつ化粧をし、でかけるべく靴を履こうとするも、パンプスはもちろんのこと、ヒールのない乗馬型のブーツも痛くてとてもじゃないが、足を通せない。ようやくはけるのがムートンブーツであることが判明したが、その日のコーディネートをムートンブーツに会わせてやり直しである。

予定の時刻を30分ほど超えて出かけるが、一歩一歩が痛い、ツライ。足をひき、ひき、その日一つ目の用事を終えて、夫と待ち合わせ、2つ目の用事へ向かう。大事をとって帰宅したほうがいいという夫のアドバイスも聞かずに、2つ目の用事は立食パーティー。ワインでも飲めば爪の痛みも感じなくなるだろうと、単純な考えで過ごすこと1時間。すると、足をかばって立ち続ける姿勢に今度は腰が痛んでくる。こりゃ〜、いかんわ、と帰宅した。

爪の痛みはワインがきいたのか(?)、大分収まり、大丈夫じゃない〜。と思っていたが、小指周辺が紫に変色している。あれ〜?と思いつつ、翌日病院に行くと、「折れてるね〜」とのこと。「ちょっと外向きになってるから内向きにしないとね〜。」とグイッと小指の方向を直され、「イテテッツ」とその時ようやく小指の痛みを自覚した。なんでも大人になってからの骨折は治りが悪いらしく、全治2〜3ヶ月かかるとのこと。完治までは6ヶ月もかかるらしい。「てことは、牛乳いっぱい飲むと違いますか?」とお約束の質問をしてみると。「いや〜牛乳で早く治るってのは聞いたことないね〜」と快活に教えてくれた。結局、添え木をすると、靴が履きにくくなるので、となりの指を添え木代わりにしようということになり、隣の指とともにテープでぐるぐる巻きにされた。「はいっ。お大事に〜!」え、これだけ?
自慢じゃないが、この年になって初めての骨折である。骨折治療がどんなもんかが良く分からない。だが、ようは固定してくっつくのを待つのだそうだから、どう考えてもこんなもんだろう。だとしたら、案外カルシウムを積極的に摂取するのもあながち間違ってはいないんじゃないかい?と思いつつ、毎週通院してくっつき度合いを確認している私である。
骨なんて、折るもんじゃない&結構簡単に折れるもんだ。

皆さんも気をつけてくださいね。