2010年2月7日日曜日

贅沢のイイワケ

 

六本木のミッドタウンに用事があり、その帰りがてら、リッツカールトンのラウンジで1杯飲みに行った。このラウンジは45階にあり、夜景がとてもきれいなところだ。ラウンジにするか、Barにするか迷ったあげく、生演奏を間近で楽しめるラウンジでお酒をいただくことにした。
ちなみに、ここのBar、名前が「The Bar」である。潔すぎて、カッコよすぎて、腰が引ける。ここで働くバーテンダーの方も、名前がプレッシャーにならないか、心配、っていうか余計なお世話である。

で、ゆったりとしたソファー席に身をしずめ、女性ジャズボーカルに耳を貸しながらも、どこか気がひける。前回このホテルに滞在した際、このラウンジを訪れなかった理由は「価格」である。ミュージックチャージが2500円に、カクテル各種が2000〜2500円。2人で1杯ずつ飲んでも1万円の計算だ。う〜ん、特別な理由がないのに、こんな贅沢をしていいのだろうか?という疑問が浮かんでくるのである。そこで、夫に質問してみた。
「たまにはこういう贅沢をしてもいいよね」
「うん、いいんじゃない?」
「だってさ、こういう時間でやっぱり必要だと思うのよ。」
「ふ〜ん、じゃあその必要と思う理由を3つあげてみなよ。」
「分かった。え〜っと、まず楽しい、単純に。で、美味しいお酒と音楽を楽しむことで心の余裕を持てる。う〜っん3つ目は。。。。」
「芸能人に会えるとか?」
「違うよっ、えっ、どっかに誰かいる?」
とキョロキョロする私。落ち着いて考えると一つ目も2つ目も一緒のことだ。楽しい時間が心の余裕というか、休息となる。3つ目をあげるなら、一流のサービスに触れるということだろうか?もちろん、高級、高額な場所が必ずしも一流のサービスを提供してくれるとは限らないが、だが確かにいただいたWhite Ladyと女性シンガーの歌声はすばらしかった。

ノロけているようで恐縮だが、夫いわく、理由の3つは「大切な人と美味しいお酒と素敵な音楽」だそうだ。理由のような理由でないような、ていうか、それって高級ラウンジでなくとも良いのでは?と最後まで贅沢へのイイワケに悩む貧乏性の私である。

3 件のコメント:

  1. お値段に驚きました。White Ladyは私も本でみてすごく気になっていました。そうね。やっぱこういう風に贅沢な音楽と、サービスで背筋を伸ばせる場ってたまには必要かもよ。SATC in Tokyoの開催を楽しみにしています。

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  2. ご主人、素敵なことを言うねー!!こういう大人の贅沢ってたまにはいいじゃない?ご褒美ね。

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  3. こういう贅沢を許してくれるダーリン、いいねえ。写真の夜景はラウンジからのもの?綺麗に撮れていますね。

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