2009年9月14日月曜日

女子力、満ちよ!

資生堂のアクアレーベルのCMもう皆さんはご覧になっただろうか?
このCM、太田光代(爆笑問題の太田光の妻)さんの出演も気になるところだが、なんと言ってもコピーが秀逸である。

「女子力、満ちる。」

絶対30代の女子はこの言葉グッとくるはずだ。グッと。
女性でもない、女でもない、女子。それは永遠の乙女心であり、女同士の結束感や、男子禁制の世界を感じさせる魔法の言葉だ。思えば、小学校の頃、「女子はこっちで着替えてね〜」と体育前の着替えの時間、女子更衣室に足を踏み入れてから生まれた感覚のような気がする。

今日の日経MJの「女性真理学」というコラムに、最近「オス化」している女性が増えてきたという内容が掲載されていた。「休みは化粧どころか、着替えもしない。むだ毛処理が面倒」などの女性からのコメントを紹介。なんと、働く女性727人のアンケートで71.1%の女性が「オス化している瞬間がある」と回答している。ちょっと前風に言うならば、「オヤジギャル化」ということか?男性、女性関係なく働くことによりさらされるストレスから生まれる一種のうつ状態であると文中で専門家の見解を紹介し、可愛らしいものを愛でる、ふくいくたる香りを楽しむなどの女性的な行為から、女性本来の性を肯定することが大切だと提言している。コラムは最後に、前向きな気持ちとともに高まる女性の消費意欲が景気回復の鍵を握るのではないかというコメントで締めくくられていた。

再三申し上げているように、現代女性は欲張りだ。
恋も仕事も、家庭も子育ても、全部が欲しいし、頑張れば全部の幸せが叶うと信じて今日も努力を惜しまない。だけど、やっぱり肩は凝る。一息入れたくなる時もある。だったらいいじゃないの、化粧をしなくても、着替えずゴロゴロしていても。むだ毛処理なんて、明日やればいいじゃない?疲れたときは休むのだ。家族に甘えりゃいいのだよ。休んで休んで休んだら、動き出せばいいのだよ。一回リセットすればいいのだよ。

資生堂の「女子力、満ちる。」は、そんな時代にマッチした、リセットされて突抜け感のある現代女性の女心をくすぐるコピーになっている。すっぴん(あれホントにスッピンかな?)の女優、タレントが口にする

「今日いい。すごくいい。肌の調子がいい。」
「幸せな人だよ。幸せにする。自分でね。周りの人もね。世界もね。」
「楽しくなってきたね。楽しい!」  <<今日の私偏>>

「増えたよね。何が?増えたよね。いい顔が。いい顔の女子が。」
「増えたよね。妙にキレイな40代の女子が。うん、増えた。スゴイ増えた。」
「増えたよね。何が?懐の深い女子がね。表情の豊かな人も増えた。」
「感動しいの人も増えた。面白い女子が増えた。」
「女子そのものが増えた。」
「カッコいいお母さんも増えた。」
「増えたよね〜、増えた!」
「なんかウレシイ!ウレシイね〜。」 <<増えた偏>>

全部載せなくてもいい?
でも、働いて、疲れて、休んで、リセットして、突き抜けてみて、さらにパワーアップした自然体の自分に戻った女子にはグッとくる。グッとくるのだ。この言葉達が。「よ〜し、自分も周りもハッピーにしちゃうよっ、皆でキレイにハッピーになろっ。」そんな気分にさせてくれる。まさに女子力、満ちるのだ。

恐るべし、資生堂。
このCMを繰り返し見ていたら、本当に周りの女子が世界を幸せにする気がしてくる。。。
何はともあれ、女子力は永遠である。

P.S
これ、男子には分かんないだろ〜な〜。

2 件のコメント:

  1. >前向きな気持ちとともに高まる女性の消費意欲が景気回復の鍵を握るのではないかというコメントで締めくくられていた。

    これわかるなー。確かに女性の消費欲はスイッチが入ると凄いよね。確かに鍵を握っています。そしてやっぱり欲張りなんだろうな。私も、あなたも、友人達も。

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  2. 女子という言葉自体が中学校時代を思い出すから、女子力っていったいなに~と注目してしまいます。確かに女子強しの時代ですね。男子力ってあるのかしらね。

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